千葉県の重要文化財一覧


龍角寺

龍角寺

所在地 千葉県印旛郡栄町竜角寺239
歴史 『佐倉風土記』等の伝えるところによれば、和銅2年(709年)竜女が現れ、金の薬師如来像を祀ったのが創建とされ、天平2年(730年)釈命が寺として整備し「龍閣寺」と号したという。伝承によれば、翌天平3年(731年)この地域が干ばつに見舞われたとき、釈命が祈祷したところ、印旛沼の龍が天に昇って雨を降らせたが、その龍の体は3つに分かれて地上に落ちてしまった。その3つに分かれて死んでしまった龍の頭の部分をこの寺に祀り「龍角寺」と改称したという。伝承では龍の腹が落ちた地の寺が龍腹寺(千葉県本埜村)、尾が落ちた地の寺は龍尾寺(千葉県匝瑳市大寺)という名前になったという。
上記伝承の真偽とは別に、当地には古代から仏教寺院が存在したことは間違いない。発掘調査によって、金堂が西、塔が東に建つ「法起寺式伽藍配置」の遺構が検出され、出土する瓦の様式編年から、この地には7世紀後半には伽藍が存在したことが明らかとなっている。これは上記『佐倉風土記』の伝える草創伝承よりもさらに古い年代である。
寺は中世には衰微していたらしく、承久2年(1220年)上総介平常秀が再興しているが、その後もたびたび火災に遭っている。
戦国時代には千葉氏の外護を受け、天正19年(1591年)には徳川家康より20石を与えられている。
重要文化財(国指定) 銅造薬師如来坐像 - 頭部のみ奈良時代の作。体部は元禄5年(1692年)の火災後の再鋳である。深大寺の銅造釈迦如来像とともに、関東地方に残る奈良時代の仏像の稀少な例として注目される。


重要文化財とは?
重要文化財(じゅうようぶんかざい)は、日本に所在する建造物、美術工芸品等の有形文化財のうち、文化史的・学術的に特に重要なものとして文化財保護法に基づき国(文部科学大臣)が指定した文化財を指す。重文(じゅうぶん)と略称されることが多い。

今回このサイトでは千葉県にある国指定の重要文化財について取り上げたいと思う。
国宝と重要文化財の違いは?
重要文化財のうち、製作が特に優れたもの、歴史上特に意義の深いものなど、学術的に価値の特に高いものが国宝に指定される。法的には国宝も重要文化財の一種である。

なお、1950年(昭和25年)の文化財保護法施行以前の旧制度下では、現在の「重要文化財」に相当するものがすべて「国宝」と称されていたので、混同しないよう注意を要する。

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